必ず習得しておきたいドラムのテクニック
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テクニックについて
ドラムには多くのテクニックが存在します。テクニックとは技術のことです。言い換えれば「叩き方」です。ドラムを始めたいと思っている方や、少し経験がある方で最も魅力的に感じることがテクニックだと思います。しかしなぜテクニックを取り入れるのかということをはっきりさせておいた方が練習する意味を見出せてより集中できると思います。練習していると練習しているけど出来ているのかがわからない・なかなかyoutubeの動画みたいに上手くならないなど多くの悩みを抱えている方も多いと思います。ここではドラムで使用するテクニックの練習に必要なことと練習方法について触れていきます。
※テクニックの習得はとても時間がかかります。毎日少しずつ練習してください。
テクニックを練習する目的とは
ドラムのテクニックを練習し習得する目的は、自分の思っていること、感じていることを音にして、表現するためです。テクニックを使用することによって、体に負担がかかることなく高速なフレーズが出来るようになります。楽曲の中でサビに行く前のフィルインを盛り上げたいけど、テクニックをもっていないため表現できないとなると少しさびしくなってしまいます。テクニックの習得には才能は必要ありません。必要なのは練習のみです。誰でもできるようになりますので、あきらめずコツコツと完成させてください。
テクニックを練習する時に注意する3つのこと
①1回の練習時間は10分程度にしよう

ドラムのテクニックの練習は、ドラムが本来演奏するリズムパターンのようなものではなく、叩き方の練習なのでとても地味です。同じ事を淡々と繰り返す練習なのですぐに飽きやすいです。しかも習得までに長い時間がかかります。つまり習得というゴールまでが非常に長いのです。ですので1日10分程度の練習で構いません。10分で完成はしませんがその日は終わりにして、次の日にまた10分の練習をしてください。マラソンのような長い道のりなのでゆっくりと進んでいくことが必要です。最初から飛ばすと体力とやる気がなくなりゴールまでたどり着くことができません。
②出来る限り毎日練習しよう

テクニックの習得は毎日継続的に練習することが重要になります。毎日練習するということは前日の練習の続きからやることになります。1日前のことなので、はっきりと昨日より上手くなったと実感することができます。この実感を得ることがドラムの上達には大変重要になってきます。練習によって上達したことの実感が得られないと練習の意味を感じられなくなってしまうからです。テクニックの完成がゴールであれば、10分練習したことでゴールまで少し近づいたということです。マラソンのようにペースを考えることが重要です。
③10分練習したら必ず10分前と「何が変わったのか」考えよう

テクニックの習得までの道のりはマラソンのようにゴールまでの道のりが提示されていません。どの道を進んでいくかは自分で考えて見つけ出す必要があります。何も考えずに練習しているとコースから外れていき、ゴールにたどり着くことができなくなってしまいます。10分練習した後は、10分前と何が変わったのかを必ず考えてください。1つだけでも見つけるようにしてください。例えばダブルストロークの練習で指の開くタイミングをつかめたなら大きな成長となります。それだけで上達を感じられると思います。また、もし見つからなくても落ち込むことはありません。明日の練習で見つければいいだけのことです。
必ず習得しておきたい4つのテクニック
①ダブルストローク
一度の腕の振りで2打叩きます。
レッスン動画 | ポイント |
![]() | 1.スティックを振り下ろします |
2.打面に当たった瞬間、すばやく3本の指(中指・薬指・小指)を開きます。 | |
3.2の時、スティックと3本の指はくっつきながら開けるようになるまで練習します。 | |
4.指を握って二打目を打ちます。 |
②アップダウン奏法
アップテンポでハイハットを叩くときに使用します。
レッスン動画 | ポイント |
![]() | 1.スティックのショルダー部分でハイハットのエッジ(端)を叩きます。 |
2.次に腕を持ち上げて、スティックのチップ部分でハイハットのボウ(中心と端の間)を叩きます。 | |
3.上記1と2を繰り返します。 |
③スライド奏法
バスドラムでダブルストロークをするときに使います。アップテンポや細かい音符を叩くときに使用します。
レッスン動画 | ポイント |
![]() | 1.ペダルの真ん中より少し後ろの部分を踏みます。 |
2.次に足を持ち上げて、ペダルの真ん中より少し前の部分を踏みます。 | |
3.上記1と2をスムーズに移動できるようになるまで、何度も繰り返します。 | |
4.慣れてきたらスピードを上げていきます。 |
④スプラッシュ奏法
ハイハットを左足ではじいて響かせます。
ドラムの上級者を目指す方で、さらにテクニックを追求したい方は上級者の方へをお読みください。
まとめ
最後に上記のことをまとめておきます。
テクニックを練習する時に注意する3つのこと
- 1回の練習時間は10分程度
- 出来る限り毎日練習する
- 10分練習したら必ず10分前と「何が変わったのか」考える
ドラムの必ず習得しておきたい4つのテクニック
- ダブルストローク
- アップダウン奏法
- スライド奏法
- スプラッシュ奏法
初心者の方はここまで読んでいただければ十分です。ここではテクニックの練習方法に触れてきました。ドラムには他にも多くのテクニックが存在します。レッスンでは他の多くのテクニックの紹介や、練習方法、そして長い時間がかかるテクニックの習得に対するモチベーションの保ち方などを教えています。詳しく知りたい方はまずは、無料体験レッスンを受けてみてください。受けてみたい方は下記のボタンよりお申し込みください。
さらにドラムについて詳しく知りたい方は上級者の方へを読んでみてください。