TOTOで有名なハーフタイムシャッフル
シャッフル3(ハーフタイムの跳ねるリズム①)
ここではシャッフルのリズムのハーフタイムについて練習します。ハーフタイムとは通常のリズムのテンポが半分になったように聴こえることです。通常リズムを叩くときは2・4拍にスネアを叩きますが、ハーフタイムでは3拍目にスネアを叩きます。そうすることでリズムのグルーヴがゆったりと聴こえます。TOTOのドラマー、ジェフポーカロが得意としたリズムでもあります。それでは練習していきましょう。
練習課題①(楽譜)
1・2小節目の1・2拍目の頭にバスドラムを叩きます。8分音符で刻むハイハットは3連符の2個目を抜いたもので練習します。実際の演奏の楽譜は以下になります。
練習課題①(実際の演奏)
ハイハットの刻みはダウンストローク・アップストロークの手順で刻んでいきます。拍の繋ぎ目のアップストロークからダウンストロークに切り替える箇所はとてもスピードが速くなりますので、十分に練習してください。「ドッチドッチタッチチッチドッチドッチタッチチッチ」となります。
練習課題②(楽譜)
1小節目の1拍目の頭、2小節目の1・2拍目の頭にバスドラムを叩きます。
練習課題②(実際の演奏)
常にシャッフルのグルーヴを意識しながら練習してください。「ドッチチッチタッチチッチドッチドッチタッチチッチ」となります。
練習課題③(楽譜)
1小節目の1拍目の頭、4拍目の頭、2小節目の2拍目の頭にバスドラムを叩きます。
練習課題③(実際の演奏)
「ドッチチッチタッチドッチチッチドッチタッチチッチ」となります。
練習課題④(楽譜)
1小節目の1・2拍目の頭、4拍目の頭、2小節目の2拍目の頭にバスドラムを叩きます。
練習課題④(実際の演奏)
「ドッチドッチタッチドッチチッチドッチタッチチッチ」となります。
練習課題⑤(楽譜)
1小節目の1・2拍目の頭、4拍目の裏、2小節目の2拍目の頭にバスドラムを叩きます。
練習課題⑤(実際の演奏)
上記の練習課題④まではバスドラムを叩く箇所は右手のダウンストロークと一致していました。ですが、このリズムは1小節目の4拍目の裏にバスドラムを叩くため、右手のアップストロークの箇所になります。アップストロークの箇所にバスドラムを叩く場合、力が入りやすく、アップストロークに無理やり合わせてしまいやすいです。右足をリラックスさせて、1小節目の4拍目の頭のダウンストロークを叩くときと同じくらいのタイミングで右足を持ち上げます。そうするとスムーズに4拍目の裏にバスドラムを叩きやすいです。ゆっくりなテンポから始めてください。「ドッチドッチタッチチッドチッチドッチタッチチッチ」となります。
練習課題⑥(楽譜)
1小節目の1・2拍目の頭、4拍目の裏、2小節目の2拍目の頭、3拍目の裏にバスドラムを叩きます。
練習課題⑥(実際の演奏)
練習課題⑤と同様に1小節目の4拍目の裏、2小節目の3拍目の裏にバスドラムを叩くため、右手のアップストローク部分にバスドラムを叩きます。少し早めに右足を持ち上げて、バスドラムをはめ込んでください。「ドッチドッチタッチチッドチッチドッチタッドチッチ」となります。
まとめ
シャッフルのハーフタイムのリズムはテンポが速い曲が多いです。テンポが速いとハイハットの刻みがとても大変です。長い目で見て練習してください。ハイハットの刻みのスピードアップは1日、2日では完成しません。毎日30分くらいコツコツ練習することが大切です。
右手も左手も右足も体全体でシャッフルのグルーヴを感じながら叩いていこう
それではシャッフルのハーフタイムのリズムの応用パターンを練習していきましょう。シャッフル4にお進みください。