ドラムでバラードを叩くときに必要なクローズドリムショット
8ビート4(クローズドリムショット)
ここではクローズドリムショットと呼ばれるちょっと変わったサウンドを得られる奏法について説明します。スティックのショルダー(側面)でリム(スネアの枠)を叩いてパーカッション風な音を出すための奏法です。「カツカツ」「コツコツ」といった音が得られます。実際にどのように叩くかは下記の動画で確認してみてください。
クローズドリムショットの演奏方法
左手のスティックをスネアの上に寝かせ、スティックのショルダー部分でスネアのリムを叩くテクニックです。
動画 | ドラム譜 |
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1.左手のスティックを左手の親指・人差し指でつまみます。このとき中指・薬指・小指はスティックに触れません。 | |
2.左手のスティックをスネアの打面の上に寝かせ、左手の手首を打面に接触させたまま持ち上げます。 | |
3.スティックのショルダー部分でスネアのリム(枠)を叩きます。 |
ステップ①
通常の8ビートでは2・4拍にはスネアの打面を叩きますが、ここではクローズドリムショットでスネアのリム叩きます。
演奏上の注意点
- 親指と人差し指のみでスティックをゆる〜く握る
- 叩く直前までなるべく持ち上げない
- 叩いたらリムにくっつけておく
ステップ②
リムを叩いた直後にバスドラムが入っているので、バスドラムを持ち上げる動作と共に左手がリムから浮かないように注意してください。
ステップ③
ステップ②と同様にリムを叩いた直後に左手がリムから浮かないようにしてください。
まとめ
ここで練習したクローズドリムショットは楽曲の静かな箇所や、スネアでは音量が大きすぎて楽曲の雰囲気に合わないと判断されたとき、スネアの代わりにこのクローズドリムショットを用いることが多いです。親指と人差し指のみで握るため最初は非常に持ちにくいです。時間をかけて親指と人差し指の感覚を鍛えてください。ポップスの楽曲では使用頻度は多い方なのでしっかりと練習しておきましょう。
シンプルな奏法でも練習をしっかりやることが大事
次は再びよく使われる頭打ちと呼ばれるリズムの習得を目指します。8ビート5へお進みください。